有機稲作講座 第9回 脱穀とワラの片づけ

9月27日(土)朝方黒い雲が田んぼ上空を通り過ぎ、スタッフ一同雨が降るのではないかとヒヤヒヤしましたが、無事雨は降らずに雲がとおり過ぎ、講座開始するころにはさわやかな風がふき過ごしやすいお天気でした。

前回、稲刈り時にぬかるんでいた田んぼもすっかり乾き、秋風のおかげで稲は乾燥している様子でした。脱穀を決める重要なポイントはお米の水分量。それを判断するために、まずは自身で噛んで確かめました。受講者のみなさんで前歯で噛み新米の乾燥具合を確かめました。次に水分計を使用したチェック方法を根岸講師に実際のデモンストレーションを交えて教えていただきました。水分量はとてもシビア。本来は室内で、手の水分を含まないようピンセットで慎重に計測器に籾をのせてゆきます。

そして、脱穀に重要なハーベスターの説明。使用前も使用後も一番重要な掃除は、お米の品質にもかかわってきます。開けて掃除できる箇所を確認します。同時に消耗しやすい部品なども確認。使用前にはネズミが入っていないことを確認すると聞き驚きましたが、農家あるあるのようで、講師みなさん経験談をお持ちでした。

そして、ハーベスターの操作方法を学びます。

いよいよ実践!こまかな稲わらやほこりを吸い込まないようしっかりマスクをします。(アレルギー出る方もいるため超重要!)稲わらを機械に入れる人、籾袋がいっぱいになったら、籾の出す口を替え籾袋を下す人。それぞれ役割を交代しながら体験してゆきます。

脱穀はお米の水分量とお天気に左右される作業のため、できるだけ時間のロスが無いよう、入念に機械を準備をして、お天気がよいうちに素早く脱穀することが重要です。田んぼを沢山地域から託されている講師陣は、「脱穀はとにかく時間との勝負!」と受講者へ伝えます。

ハーベスター2台使い、2時間ほどで脱穀終了。同時にならし(干していた竹)も片付け。竹のまとめ方、縛り方も教えてもらいます。

最後にワラのまとめ方を教えてもらいました。ワラをまとめるのもワラ。ワラの結び方とさらに干していたワラ12束を一纏めにするのにみなさん苦戦していました。

講座後半は太陽が出てきて暑いくらいでした。みなさまお疲れ様でした!

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