5月3日(土)、有機稲作入門講座の第3回目が開催されました。
今回は耕うん機を使った代かき(しろかき)です。
耕うん機を使うのは皆さん初めてです。まずは実物を見ながら、耕うん機の使い方を学びました。それから実際に一人ずつ操作して、どんな風に動くのかを体験しました。事故の多い機械でもあるので、機械の特性をよく知っておく必要があります。

田んぼに移動する途中、根岸講師が代かきをしている田んぼを見学しました。講座では小規模に始めるのに使いやすい耕うん機という機械を使いますが、ここではトラクターやドライブハローという機械で作業しています。規模によって使う機械は異なりますが、代かきをはじめとする田ごしらえの基本は同じです。田んぼの深さや水の量、作業のタイミングなど、規模は大きくても細やかな作業を行っています。

作業を開始する前に、タイヤの付け替えのデモンストレーションを行いました。その後、田んぼに入っていよいよ代かきの実践です。代かきは、2台の耕うん機を使って、交代で行いました。最初はみなさん恐る恐るで、講師もつきっきりで操作を見守っていましたが、2時間ほどの作業が終わるころにはだいぶ慣れてきて、講師のサポートがなくても操作できるようになっていました。


最後に、田んぼに生えている雑草について話がありました。私たちは「雑草」とひとくくりにしがちですが、雑草ごとに様々な特徴があります。例えばホタルイとヒエは除草の対象となる代表的な雑草です。一方、スズメノテッポウは、稲を植えていない時期に生える雑草で稲の生育に影響はなく、すき込めば緑肥にもなります。草の種類によって対策が異なるため、種類を見分けて、その草にあった対策を行います。

今回はお天気にも恵まれ気持ちのよい作業日和となりました。初めての機械作業に緊張しながらも、皆さん楽しそうに作業していました。次回はいよいよ「田植え」を行います。