日本有機農業研究会青年部・有機農業見学会in千葉「三芳の今を知る」

NPO法人日本有機農業研究会の青年部が企画する2025年の見学会が、ここ千葉県南房総市三芳地区で開催されます。NPO法人ゆうき農園みよし村では、今年行った田んぼの見学や、理事3名がNPO法人ゆうき農園みよし村の発足から活動実施までをお話させていただきます。

NPO法人ゆうき農園みよし村の会員さんもご参加いただけます。ご都合のあう方はぜひお申込みください。

日時10月18日(土) 9:00~16:30
集合場所みよし交流館/9:00集合 千葉県南房総市千代4番地  ※駐車場有。自家用車でお越しください。
スケジュール■9:20~10:10
 <見学① えんどう農園 遠藤裕作さん・唯奈さん>
 2025年就農。耕作放棄される恐れのあった一帯の田んぼを借り受ける。栽培管理と販路開拓、就農1年目の苦労などについて。
 <見学②「NPO法人ゆうき農園みよし村」の田んぼ>
■10:25~11:00 <「みよし交流館」 「NPO法人ゆうき農園みよし村」について>
 理事長 八木直樹さん/理事 佐藤靖子さん/理事 野崎由貴さん
 三芳の有機農家と地域住民が2025年2月に設立し活動開始。その動機や取り組みについて。
■11:10~11:50 <見学③ 農事組合法人「三芳村 蛍まい研究会」代表理事 渡邊和彦さん(南風農場)>
 ライスセンター 研究会の活動について、新規就農者としての歩みと思いについて。
■12:00~13:20 <昼食交流会 「みよし交流館」>
 やぎ農園の加工部門「そうざいや やさい耕房」の手作りごはんを食べながら、見学先農家さんも交えて、質問や感想で理解と交流を深めます。
■13:40~14:30 <見学④ 三芳村生産グループ 溝口和基さん>
 三芳村生産グループで3代目として就農。野菜畑の見学と就農のいきさつ、今後の展望などのお話。
■14:50~15:50 <見学⑤ やぎ農園 八木直樹さん・幸枝さん>
 稲作を主にした経営、籾貯蔵したお米の年間出荷による「提携」、ゴマの栽培や自家産品のさまざまな農産加工についての見学とお話。
■16:00 <解散「みよし交流館>
 ※各見学先への移動は車の乗り合わせ、または徒歩です。
実施要項定員30名 先着順/申込み締切日10月10日(金) 定員に達し次第締切ります。
持ち物:雨具(雨天時)、飲み物、帽子
参加費一般 3,500円/会員 2,500円/学生・研修生 2,000円
※別途昼食代1,200円 (昼食不要の方は、申込時にお知らせください)
※当日現金でご持参ください。お釣りのないようにお願いします。 ※家族同伴で参加する場合は、2人目からは500円引き。
申込方法必要事項を明記して、下記アドレスにメールでお申込みください。
e-mail:seinenbu.joaa@gmail.com
件名「見学会2025申込み」/①氏名/②電話番号/③お住いの都道府県/④一般、会員、学生・研修生の区分/⑤車の台数/⑥食物アレルギーの有無/⑦その他(ご不明点やご質問があればご記入ください)
当日連絡先菊池 O9O-5446-816O
問合せ先NPO法人日本有機農業研究会 TEL:03-6265-0148 FAX:03-6265-0149

有機稲作講座 第9回 脱穀とワラの片づけ

9月27日(土)朝方黒い雲が田んぼ上空を通り過ぎ、スタッフ一同雨が降るのではないかとヒヤヒヤしましたが、無事雨は降らずに雲がとおり過ぎ、講座開始するころにはさわやかな風がふき過ごしやすいお天気でした。

前回、稲刈り時にぬかるんでいた田んぼもすっかり乾き、秋風のおかげで稲は乾燥している様子でした。脱穀を決める重要なポイントはお米の水分量。それを判断するために、まずは自身で噛んで確かめました。受講者のみなさんで前歯で噛み新米の乾燥具合を確かめました。次に水分計を使用したチェック方法を根岸講師に実際のデモンストレーションを交えて教えていただきました。水分量はとてもシビア。本来は室内で、手の水分を含まないようピンセットで慎重に計測器に籾をのせてゆきます。

そして、脱穀に重要なハーベスターの説明。使用前も使用後も一番重要な掃除は、お米の品質にもかかわってきます。開けて掃除できる箇所を確認します。同時に消耗しやすい部品なども確認。使用前にはネズミが入っていないことを確認すると聞き驚きましたが、農家あるあるのようで、講師みなさん経験談をお持ちでした。

そして、ハーベスターの操作方法を学びます。

いよいよ実践!こまかな稲わらやほこりを吸い込まないようしっかりマスクをします。(アレルギー出る方もいるため超重要!)稲わらを機械に入れる人、籾袋がいっぱいになったら、籾の出す口を替え籾袋を下す人。それぞれ役割を交代しながら体験してゆきます。

脱穀はお米の水分量とお天気に左右される作業のため、できるだけ時間のロスが無いよう、入念に機械を準備をして、お天気がよいうちに素早く脱穀することが重要です。田んぼを沢山地域から託されている講師陣は、「脱穀はとにかく時間との勝負!」と受講者へ伝えます。

ハーベスター2台使い、2時間ほどで脱穀終了。同時にならし(干していた竹)も片付け。竹のまとめ方、縛り方も教えてもらいます。

最後にワラのまとめ方を教えてもらいました。ワラをまとめるのもワラ。ワラの結び方とさらに干していたワラ12束を一纏めにするのにみなさん苦戦していました。

講座後半は太陽が出てきて暑いくらいでした。みなさまお疲れ様でした!

【募集!】キウイフルーツ畑の整備

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6/25(水)午後と6/29(日)午前中にキウイフルーツ畑の整備を行う参加者を募集します。

25年間キウイフルーツを栽培していた農家さんの引退後2年間眠っていた畑を、NPOが引き継いで整備することになりました。主な活動内容は1年を通して草刈り、1〜2月に剪定、6〜8月に摘果、11〜12月に収穫などがあります。みんなでキウイ畑を復活させましょう。

応募はこちら

【募集中!】夏の南房総を訪ねる有機農家見学会

8月2日(土)に3軒の有機農家(野菜とお米を栽培)を訪ねる見学会を開催します。
ランチタイムは、有機農家さんや、農のある暮らしをしている移住者さんとお話しする時間もあります。
有機農業や移住に興味のある方、農業の現場を見てみたい方、ぜひご参加ください。
詳細とお申込みはこちら

NPO法人ゆうき農園みよし村 始動します!

2025年2月3日、「ゆうき農園みよし村」がNPO法人として発足し、活動を開始しました。
豊かで持続可能な地域づくりを目指し、1年目の今年は、特に農の担い手を増やすことを一番の目標に掲げて企画を準備しています。農や農業に興味のある方はもちろん、「食」に関わる全ての方に関心を寄せていただければ幸いです。みなさまのご参加とご支援をお待ちしております!