6月21日(土)、有機稲作講座の第6回目が開催されました。
今回の作業は草刈りです。
かなり地味な講座内容に聞こえますが、刈払機をはじめとするプロが使う草刈り機について、普段なかなか知る機会のない内容で、とても興味深い回となりました。
最初に、機械の仕組みや、メンテナンス、安全に作業する方法など、岡講師から説明がありました。この日は3人の講師が機械を持ち寄り、最初に並べてあるだけでタイプの違う刈払機が5台。それぞれのメリットデメリット、どうやって使い分けているかに加えて、購入する時の選び方、替え刃の選び方などについても話がありました。


一通り説明や質問が終わった後は、草地へ移動し、実際に一人ずつ刈払機を使ってみました。いろいろな機種があるので、自分が使ってみたい刈払機を選びます。使い慣れた機械を持参した人もいれば、あえて自分が使ったことのない形状を試してみる人も。刈払機を使ったことのある人も、初めての人もいるので、それぞれのレベルに合わせて講師がサポートします。アクセルのふかし具合、刈払機を動かすスピードや刃の角度、ちょっとしたアドバイスで、作業がグンとスムーズになるようです。

続いて、畦(あぜ)の草刈りに便利なウイングモアとスパイダーモアのデモンストレーションを見学しました。刈払機と比べ、圧倒的に早くて楽そうです。広~い田んぼを管理するには欠かせないアイテムかもしれません。


最後に、田んぼに移動して畦の草刈りを実践しました。U字ハンドル、背負い式、電動、ツーグリップ、ナイロンなど、自分の好みのマシンを選んで畦の草を刈っていきます。それぞれに経験を積んで、受講前より少しずつスキルアップできた半日となりました。

これまで刈払機を使ったことのある人でも、使い方をきちんと教わったことのある人は案外少ないので、こうして一通り教わることで、これから安心して刈払機を使うことができそうです。また、メーカー、形状、大きさ、価格など、刈払機には様々なものがあるので、今後、購入する際の参考にもなったようです。
次回は稲の生育観察と獣害対策を行います。
