農家の共同作業にNPOとして初めて参加

田んぼを維持するためには、水を引き入れるための用水路と水を落とすための排水路が大切です。そこには、常に木の枝や落ち葉、枯れ草、土手や田んぼから流れ出た泥などがたまってしまうため、毎年春の農作業が始まる前に農家が共同で水路の掃除をします。掃除といっても、たまっている泥をスコップで吸い上げる重労働です。でも、農村では農業に携わる人がどんどん減るだけでなく年齢も高くなってきているため、このような大切な共同作業を続けることが難しくなってきた地域も少なくありません。

そのような地域の状況を考え、今年から人出不足で困っている地区に、ゆうき農園みよし村が会員さんへ活動募集し、地域の要請に応じて派遣する取り組みを始めました。その初めての作業は、2026年1月18日に旧三芳村千代(せんだい)地区で行われた排水路の泥上げ作業です。田んぼの排水路ですから、人がすっぽり入れるほどの深さと幅があります。底にたまった泥をスコップですくい上げ、胸よりも高い畔に置いていくのです。この作業には地区の農家さん12人に対して、ゆうき農園みよし村より3人の会員さんにご協力いただきました。驚く方も多いと思いますが、この作業に参加した農家さんの中には80代半ばの方も2人いらっしゃるのです。現役のミカン農家さんです。70代、80代になっても現役というのが農村では当たり前なのですが、若い人の力はやはり大きいものです。3人の会員さんの協力はとても喜ばれました。

地域と外の方々との仲立ちをすることができるゆうき農園みよし村の大事な役割として、今後もこのような地域の共同作業へ協力する機会が増えていくと思います。このような機会に農家さんと一緒に作業をして言葉を交わし、農村の今をぜひ体感していただきたいと思います。