会員限定 刈払機講習会を開催

7月5日(日)に、会員限定の刈払機講習会を開催しました。ゆうき農園みよし村では初めての試みです。刈払機というのは、エンジンまたはモーターで動く草刈り機のことです。

地方で暮らす場合には、農家でなくても庭や家の周囲の草刈りをしたり、地域の共同作業で使用したりと、活躍の場が少なくありません。ゆうき農園みよし村会員の皆様は、地方への移住に関心があったり、農作業への参加を楽しみにしている方々が多いので、刈払機を使った草刈りに興味を持ったり、実際の活用を考えていらっしゃる方も多いのではないかと考え、この講習会を企画しました。講師は、有機農業歴30年の専業・兼業農家3人で、参加したのは、全く初めての方からすでに使ってはいるけれど正しい使い方をしっかり教わりたいという方まで6名です。

刈払機は、ホームセンターやネット通販でも簡単に入手できる便利な機械ですが、実際に作業をしながら正しい使い方を教えてもらえる機会はほとんどありません。しかし、農作業中の負傷事故が最も多い危険な機械であり、作業のコツを知らないと、余分な力を使ったり、刈り終わった後の草の処理に困るようなことが起きます。

そこで講習会は、まず刈払機の構造や種類、メンテナンスの方法についての説明から始まりました。そして草ぼうぼうとなっている畑へ移動し、まずは講師が作業を実演しながら作業の進め方を説明しました。

そして、一人一人刈払機を持って作業開始。まずはエンジンの始動方法を確認し、エンジンをかけます。刈払機は、左右に機械を振りながら草を刈り進めますが、その動きにはある程度慣れが必要で、初めての方はそれを確かめるように作業をしました。また、すでに使っている方は、姿勢や刈り進める順序を確認しながら作業をしました。作業時間が十分ではありませんでしたが、受講者の皆様には、手ごたえをつかんでいただけたようです。

高齢化により、この刈払機を使いこなせる人が少なくなり、地域の共同作業での草刈りが難しくなる場所が出てきています。ゆうき農園みよし村では、刈払機を使った草刈りができる会員を増やし、いずれは地域の共同作業のお手伝いで活躍していただけるようにしたいと考えていますので、今後もこのような講習会を開催していきます。

農家の共同作業にNPOとして初めて参加

田んぼを維持するためには、水を引き入れるための用水路と水を落とすための排水路が大切です。そこには、常に木の枝や落ち葉、枯れ草、土手や田んぼから流れ出た泥などがたまってしまうため、毎年春の農作業が始まる前に農家が共同で水路の掃除をします。掃除といっても、たまっている泥をスコップで吸い上げる重労働です。でも、農村では農業に携わる人がどんどん減るだけでなく年齢も高くなってきているため、このような大切な共同作業を続けることが難しくなってきた地域も少なくありません。

そのような地域の状況を考え、今年から人出不足で困っている地区に、ゆうき農園みよし村が会員さんへ活動募集し、地域の要請に応じて派遣する取り組みを始めました。その初めての作業は、2026年1月18日に旧三芳村千代(せんだい)地区で行われた排水路の泥上げ作業です。田んぼの排水路ですから、人がすっぽり入れるほどの深さと幅があります。底にたまった泥をスコップですくい上げ、胸よりも高い畔に置いていくのです。この作業には地区の農家さん12人に対して、ゆうき農園みよし村より3人の会員さんにご協力いただきました。驚く方も多いと思いますが、この作業に参加した農家さんの中には80代半ばの方も2人いらっしゃるのです。現役のミカン農家さんです。70代、80代になっても現役というのが農村では当たり前なのですが、若い人の力はやはり大きいものです。3人の会員さんの協力はとても喜ばれました。

地域と外の方々との仲立ちをすることができるゆうき農園みよし村の大事な役割として、今後もこのような地域の共同作業へ協力する機会が増えていくと思います。このような機会に農家さんと一緒に作業をして言葉を交わし、農村の今をぜひ体感していただきたいと思います。