水が張られた田んぼでは、ザリガニが大発生することがあり、田植えのタイミングでザリガニが大発生すると、植えたばかりの稲苗がチョッキンと切られてしまう事が多々あります。特に比較的深くなってしまいがちな四隅や枕地などは、ザリガニの集まる場所にになりがち。ザリガニは適度に田んぼにいると、濁りを作ったり、草を切ったりと、草の発生抑制にとても頑張ってくれるのですが、大量発生してしまうと、稲苗が切られるので、両刃の刃的な存在。
水温む3月下旬ごろになると、冬眠から覚めた?母ザリガニがお腹に沢山の子ザリガニを抱えて田んぼの水がある所で活動を始めています。
母ザリガニ?
子供を抱える母ザリガニ3月27日
お腹に抱えられた子ザリガニは、ちょうど田植えに頃には稲苗を切り始める。本当かどうかは別にして一説によると、「ハサミが痒い」とか「試し切り」だとか、諸説あるんです。まあかじりついて稲の柔らかい生長点を食べているのだろうけれど・・・。
稲を切り始めるザリガニのサイズは、みなさんが知っている赤い親ザリガニのサイズではなく、まだ小さい若い子ザリガニなのです。
稲を切るのはこのサイズのザリガニから
こんなサイズのザリガニが田んぼの中でうようよし始めると、植えたばかりの稲苗が切られてしまうのです。
ザリガニ食害
さてさて今回の主役?はアライグマ。アライグマが田んぼを荒らすなんておかしな話なんですが、雑食性のアライグマは田んぼで何をしているかというと、このザリガニを捕獲して食べているのです。ザリガニを追いかけて、植えたばかりの稲苗を踏み潰して、グチャグチャにしちゃうこともあります。
アライグマの足跡
アライグマ
夜な夜な田んぼに下りてきてザリガニを狙っているのだと思う。
アライグマの長い指と鋭い爪
可愛らしいイメージですが、性格は獰猛らしい
アライグマの尻尾は縞模様
実際に私の家の近くの田んぼ、通称小作の田んぼでは、朝見回りに行くと田んぼの水がすっからかん。一夜にして満水だった田んぼの水が抜けるなんて、大雨の後、みのてが崩れて流されるぐらいしか考えられない現象。みのてに行ってみると、何かに掘られたような痕跡があって、近くには足跡が・・・。アライグマがみのてを崩して水を流して、水位を落として、ザリガニを見つけて捕まえ易くしていたという話。アライグマがザリガニを追いかけた後は、稲苗が倒されていました。頭がいいとは聞いていましたが、まさかみのてを切って水を落として水位を下げてザリガニを捕まえるとは驚きです。
ザリンチョ ファイティングポーズ
近づくと威勢の良いファイティングポーズで威嚇してくるザリガニもアライグマにはご馳走にしか見えないのかもです。
そういえばザリガニの数が一夜にして激減なんて田んぼもあるから、きっと夜な夜なアライグマが田んぼに下りてきて、ザリガニ捕獲の阿鼻叫喚的(使い方あってるかな)な光景が繰り返されているのだと思うと、ちょっとぞっとするのです。
アライグマの数がものすごい勢いで増えているのは確かなこと。イノシシに次ぐ獣害の脅威になりつつあります。