2026年4月から始まる有機稲作入門講座のお申込み受付を開始しました。4月~11月の全10回。現役の農家さんから学ぶ実践的な講座です。
詳細とお申込みはこちら:https://miyoshimura.org/organic-rice-cultivation-course/
有機稲作入門講座2025年の記録から昨年の様子もご覧いただけます。
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有機稲作入門講座第10回 竹の伐り出しと餅つき
11月15日に稲作講座の第10回(最終回!)を開催しました。
この日は、稲架掛けに使う竹を伐り出した後、餅つきをしました。

最初に竹の種類や、稲架掛けに使う竹の選び方を教わりました。竹は、ちょうどよい年齢のちょうどよい太さのものものを選ぶ必要があります。伐るときのノコギリの使い方は、竹が生えている状況によって、うまく伐るための細かいコツがいろいろあるようです。基本を教わったら、あとはやりながら覚えていくことになります。
続いてノコギリやナタを使って、枝を落とす方法を教わりました。ナタは両刃と片刃があり、どちらを使うかは、人によって違うようです。

一通りやり方を教わったら、実践に移ります。二人ずつ、講師と一緒に稲架掛けの竿(横に渡す太くて長い竹)用の竹を実際に伐り出していきます。残りの受講生は、離れたところで、伐り出した竹の枝を落とす練習をしました。講師のアドバイスを受けながら、少しずつコツをつかんでいったようすでした。

全員が竿の伐り出しを経験したら、続いて稲架掛けの脚(地面にさして使う細くて短い竹)をみんなで伐り出しました。長持ちするように、節のすぐ下で切ってから長さを揃えます。狭い竹藪の中で大勢で作業をするので、怪我をしないよう、周りに気を配り、声を掛けながら作業しました。

講座の締めはお餅つきです。全員で餅つきを体験し、つきたてのお餅をいただきながら、和やかな歓談のひとときとなりました。


全10回の講座は、先輩方から学んできた現役の農家さんから直接学ぶことのできる貴重な機会となりました。講座の中で学ぶのは基本の基ですが、先人の知恵がたくさん詰まっていました。そして、講座を通じて学んだ知識やつながりは、これから経験を通じて学び続けていくための土台になることと思います。
2026年も4月から有機稲作入門講座が始まります。稲作の技術を学ぶとともに、農家さんや地域や仲間とつながるきっかけにもなります。就農を検討している方、農のある暮らしに興味のある方、無農薬でお米を作ってみたいと思っている皆さまのご参加をお待ちしています。
有機稲作入門講座(第8回)稲の刈り取りとはざ掛け
9月13日(土)、有機稲作講座の第8回目を開催しました。
今回はいよいよ稲作のクライマックスとも言える稲刈りです。現在ではコンバインで刈って機械乾燥するのが一般的ですが、今回の講座ではバインダーという小さな機械で稲刈りをして、天日干しを行います。
この日は前日に大雨が降ってしまい、田んぼに水が貯まっていました。風も吹いたので、稲も斜めに倒れ気味です。田んぼのコンディションとしては、少々難易度の高い稲刈りです。
最初に、手刈りをして束ねる方法を学びました。機械で刈る場合でも、田んぼの四隅は手で刈る必要があります。講師のデモンストレーションの後、さっそくみんなで刈っていきます。


次に、バインダーにオイルをさす方法を学びました。機械整備の方法を知ることも欠かせない知識の一つです。

バインダーの準備が整ったら、いよいよ実際に稲を刈っていきます。講師のデモンストレーションの後、一人ずつ、説明を受けながら使っていきます。実際に刈っていく中で、「まっすぐ田植えするのが大事なんですね!」と、田植えのできが稲刈りのやり易さに直結してくるという気づきもあったようです。


稲を刈りおえたら、次は稲を干すための骨組みである「ならし」を立てます。この地域では「ならし」ですが、「稲架(はざ、はさ)」など、地域によってさまざまな呼び名があります。
この「ならし」、実際に立ててみると、これがなかなか難しい!細かいコツがいろいろあって、この講座の中だけでは全てを伝えきれないので、それは今後、各自が経験を積みながら学んでいくことになります。

ならしを立てたら、今度は先ほど刈った稲を掛けていきます。「今日みんなで刈った1列分は完成させたいね!」ということで、スピードアップして、ならしを立て、稲を掛けていきます。


蒸し暑く、足元もぬかるんで大変なコンディションでしたが、無事、講座の時間内に1列完成させることができました。
次回は脱穀。2週間後を予定していますが、脱穀はお天気次第でできるか決まるので、お天気に恵まれることを祈っています。
有機稲作入門講座(第7回)稲の生育観察と学習、獣害対策
7月19日(土)、有機稲作講座の第7回目を開催しました。
この日は稲の生育に関するビデオ学習の後、田んぼで実際に稲を観察し、獣害対策についても学びました。
最初に、稲の生育に関するビデオを視聴しました。稲の生態は知らないことばかりで興味深いですが、なかなか専門的で難しい内容もありました。

その後、田んぼに移動して、実際に稲や田んぼの様子を観察しました。
現地ではまず、獣害対策について話を聞きました。山に囲まれたこの田んぼの周辺では毎年イノシシが出ます。当初は講座で電柵を張る実技を予定していましたが、その前に田んぼにイノシシが入ったため、講座の日を待たずに電柵を張りました。イノシシ対策は待ったなしですが、実際に狩猟を行っている人はほんの一握り。獣害は増えるばかりだと言います。

その後、田んぼをぐるりと回り、穂が出てきている稲の様子や、イノシシの入った形跡、ザリガニが稲を切った跡、外来種の雑草、稲の花が咲いている様子などを観察しました。花と言っても、花びらがあるわけではなく、白く見えているのは稲の雄しべです。とても小さく、遠目では見えないサイズです。


観察が終わると、別の田んぼに移動して、田んぼごとの様子の違いを観察しました。同じように育てていても、田んぼ一枚一枚、様子が異なります。草が出てしまった田んぼは葉の色が薄くなっています。「品質に影響は出るのか?」「味は変わるのか?」受講生から様々な質問が出ていました。

最後に自分たちで植えた田んぼを見に行きました。植えた時、とても小さかった苗がここまで育ったことを喜びつつ、皆さん、じっくり観察していました。

真夏のこの季節は、ほっと一息ついて、座学の時間が取れる時期でもあります。座学と実技を合わせて、学びを深めていきたいですね。
日本有機農業研究会青年部・有機農業見学会in千葉「三芳の今を知る」
NPO法人日本有機農業研究会の青年部が企画する2025年の見学会が、ここ千葉県南房総市三芳地区で開催されます。NPO法人ゆうき農園みよし村では、今年行った田んぼの見学や、理事3名がNPO法人ゆうき農園みよし村の発足から活動実施までをお話させていただきます。
NPO法人ゆうき農園みよし村の会員さんもご参加いただけます。ご都合のあう方はぜひお申込みください。
| 日時 | 10月18日(土) 9:00~16:30 |
| 集合場所 | みよし交流館/9:00集合 千葉県南房総市千代4番地 ※駐車場有。自家用車でお越しください。 |
| スケジュール | ■9:20~10:10 <見学① えんどう農園 遠藤裕作さん・唯奈さん> 2025年就農。耕作放棄される恐れのあった一帯の田んぼを借り受ける。栽培管理と販路開拓、就農1年目の苦労などについて。 <見学②「NPO法人ゆうき農園みよし村」の田んぼ> ■10:25~11:00 <「みよし交流館」 「NPO法人ゆうき農園みよし村」について> 理事長 八木直樹さん/理事 佐藤靖子さん/理事 野崎由貴さん 三芳の有機農家と地域住民が2025年2月に設立し活動開始。その動機や取り組みについて。 ■11:10~11:50 <見学③ 農事組合法人「三芳村 蛍まい研究会」代表理事 渡邊和彦さん(南風農場)> ライスセンター 研究会の活動について、新規就農者としての歩みと思いについて。 ■12:00~13:20 <昼食交流会 「みよし交流館」> やぎ農園の加工部門「そうざいや やさい耕房」の手作りごはんを食べながら、見学先農家さんも交えて、質問や感想で理解と交流を深めます。 ■13:40~14:30 <見学④ 三芳村生産グループ 溝口和基さん> 三芳村生産グループで3代目として就農。野菜畑の見学と就農のいきさつ、今後の展望などのお話。 ■14:50~15:50 <見学⑤ やぎ農園 八木直樹さん・幸枝さん> 稲作を主にした経営、籾貯蔵したお米の年間出荷による「提携」、ゴマの栽培や自家産品のさまざまな農産加工についての見学とお話。 ■16:00 <解散「みよし交流館> ※各見学先への移動は車の乗り合わせ、または徒歩です。 |
| 実施要項 | 定員30名 先着順/申込み締切日10月10日(金) 定員に達し次第締切ります。 持ち物:雨具(雨天時)、飲み物、帽子 |
| 参加費 | 一般 3,500円/会員 2,500円/学生・研修生 2,000円 ※別途昼食代1,200円 (昼食不要の方は、申込時にお知らせください) ※当日現金でご持参ください。お釣りのないようにお願いします。 ※家族同伴で参加する場合は、2人目からは500円引き。 |
| 申込方法 | 必要事項を明記して、下記アドレスにメールでお申込みください。 e-mail:seinenbu.joaa@gmail.com 件名「見学会2025申込み」/①氏名/②電話番号/③お住いの都道府県/④一般、会員、学生・研修生の区分/⑤車の台数/⑥食物アレルギーの有無/⑦その他(ご不明点やご質問があればご記入ください) |
| 当日連絡先 | 菊池 O9O-5446-816O |
| 問合せ先 | NPO法人日本有機農業研究会 TEL:03-6265-0148 FAX:03-6265-0149 |
みよし村農園「キウイフルーツ畑」~収穫に向けて~
7月の20日と27日にキウイ棚の修理を行いました。
今回はサマータイムということで朝7時から、いつも以上に澄んだ空気の中での作業開始となりました。真夏でもキウイ棚の下は、生い茂る葉のおかげで日陰が多く比較的作業がしやすい環境です。しかし、この生い茂る葉をしっかり剪定しないと、実の生育に影響するということなので、収穫後からの課題となりそうです。


今回の作業は、キウイ棚のゆるんだワイヤーの補足・修理です。実が大きくなる前にしっかりと支えてあげられるように、約50センチ間隔でワイヤーを張り巡らせて行きます。ワイヤーが固く巻き付けるのにも一苦労でした。

木によってだいぶ大きく育っているもの、少し小さめのもの様々ですが、収穫期を楽しみに、それまで会員さんの作業はしばらくお休みになります。今後は草刈りなどの環境整備をしながら、皆さんと収穫の感動を分かち合えることを楽しみに活動していきます。
ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

【募集!】未来を拓く有機農業ワークキャンプ(1泊2日)
有機農家のしごとを体験してみたい方を対象とした、稲刈りなどの農作業をするワークキャンプを9月13日(土)~14日(日)に開催します。
詳細はこちらからご確認ください。
講座(第6回)草刈り
6月21日(土)、有機稲作講座の第6回目が開催されました。
今回の作業は草刈りです。
かなり地味な講座内容に聞こえますが、刈払機をはじめとするプロが使う草刈り機について、普段なかなか知る機会のない内容で、とても興味深い回となりました。
最初に、機械の仕組みや、メンテナンス、安全に作業する方法など、岡講師から説明がありました。この日は3人の講師が機械を持ち寄り、最初に並べてあるだけでタイプの違う刈払機が5台。それぞれのメリットデメリット、どうやって使い分けているかに加えて、購入する時の選び方、替え刃の選び方などについても話がありました。


一通り説明や質問が終わった後は、草地へ移動し、実際に一人ずつ刈払機を使ってみました。いろいろな機種があるので、自分が使ってみたい刈払機を選びます。使い慣れた機械を持参した人もいれば、あえて自分が使ったことのない形状を試してみる人も。刈払機を使ったことのある人も、初めての人もいるので、それぞれのレベルに合わせて講師がサポートします。アクセルのふかし具合、刈払機を動かすスピードや刃の角度、ちょっとしたアドバイスで、作業がグンとスムーズになるようです。

続いて、畦(あぜ)の草刈りに便利なウイングモアとスパイダーモアのデモンストレーションを見学しました。刈払機と比べ、圧倒的に早くて楽そうです。広~い田んぼを管理するには欠かせないアイテムかもしれません。


最後に、田んぼに移動して畦の草刈りを実践しました。U字ハンドル、背負い式、電動、ツーグリップ、ナイロンなど、自分の好みのマシンを選んで畦の草を刈っていきます。それぞれに経験を積んで、受講前より少しずつスキルアップできた半日となりました。

これまで刈払機を使ったことのある人でも、使い方をきちんと教わったことのある人は案外少ないので、こうして一通り教わることで、これから安心して刈払機を使うことができそうです。また、メーカー、形状、大きさ、価格など、刈払機には様々なものがあるので、今後、購入する際の参考にもなったようです。
次回は稲の生育観察と獣害対策を行います。
みよし村農園(キウイフルーツ畑)本格始動
「NPO法人 ゆうき農園みよし村」の体験交流/料理加工部では、みよしで25年キウイフルーツ栽培をされていた農家さんがご引退され、その後2年間眠っていた畑を引き継ぎ、活動を開始する事となりました。
「みんなでキウイ畑を復活させましょう。」を合言葉に!
6月29日に、キウイフルーツ畑(以下、キウイ畑と省略)の整備活動が行われました。
始めに自己紹介をして、キウイ畑へ移動し枯れた枝などの除去を行いました。
当日は、活動参加者も充実しており、作業はとても捗りました!
また、参加者の中にキウイ栽培の経験をお持ちの方もいらっしゃり、ありがたいご縁ととても心強い思いがしました。

作業を進めていると、一部の木に白い粉が拡がっていて、よく見てみると、カイガラムシの存在が確認できました。被害を最小限にするためにも、風通しを良くしていけたらと思います。
当日参加されたみなさん、ありがとうございました!

今後の作業は、棚の修理と摘果も行う予定です。
キウイ栽培に興味のある方、そうでない方も!
みなさんの参加をお待ちしております。

みよし村農園活動(キウイフルーツ)に参加登録は、下記よりお願いいたします。
有機稲作入門講座(第5回)除草
6月7日(土)、有機稲作講座の第5回目が開催されました。
今回の作業は草取りです。
最初に、前回5月17日に田植えを行った田んぼに行き、アルミ除草機を使った除草作業を体験しました。草を生やさない管理のおかげか、あるいは大量のザリガニが住んでいるせいか、この田んぼは草を抑えるのに成功しています。(ザリガニがいると草が生えにくい一方、せっかく植えた苗をザリガニに切られてしまうという別の問題がありますが。)

次に、根岸講師の田んぼに移動し、動力除草機の作業を見学しました。人力のアルミ除草機と違い、エンジンで動くのでとてもパワフル。これなら少々大きな草でもしっかり取れそうです。

そして次に向かったのは、すぐ横に小川が流れる里山の一角にある田んぼ。ここは山に囲まれていて獣害もあるので、既にイノシシ除けの電柵がしっかり張られています。作業の前には、周囲の環境や水の管理、そして同じように管理している3枚並ぶうちの1枚の田んぼにだけ草が生える不思議について、説明がありました。

草を取る前に、まずはどんな雑草が生えているか、どんな虫(害虫)がいるか、実物を見ながら確認しました。害虫がいるからと言って、さほど気にするわけではなさそうです。



手作業での草取りはずっと中腰。最初は作業をしながら、和気あいあいと会話がはずんでいましたが、気が付けばみな無口に…。それでも約2時間、ときにおしゃべりをしながら、時に腰を伸ばしながら、みなさんほとんど手を休めることなく、根気よく草を取っていました。

作業後には、すぐ横を流れる小川の隧道(ずいどう。昔の人が作った水路のようなもの)を見学しました。地域ごとに、先人から引き継がれた、田んぼに水を引く様々な工夫があるようです。
草取りというと単純な作業のようですが、講師の3人は草取りのスピードが格段に早く、取り残しも少ない。簡単そうでいて、草取りも侮れません。
次回は刈払機を使って草刈りを行います。これも奥が深そうです。








